「レンタルサーバーの契約って難しそう…」
そんな初心者さんでも安心して進められるように、この記事では誰でもわかるように手順を丁寧に解説しています。
どのレンタルサーバーでも、申し込みまでの流れはほとんど共通しているため、焦らず順番に進めれば問題ありません。
特別な知識がなくても大丈夫。この記事のとおりに進めていけば、初めての方でも必ず契約まで完了できます。
レンタルサーバー契約の前に確認すべき3つのこと
契約手続きに入る前に、まず以下の3点を確認しておくことで、よりスムーズに申し込みが進みます。
思わぬトラブルや無駄な時間を避けるためにも、事前確認はとても大切です。
① サーバー会社の公式サイトURL
レンタルサーバーの契約は、必ず公式サイトから申し込みましょう。
最近では、検索結果の上部に表示される広告や、アフィリエイトリンクを使ったサイトも多く見られます。
それらの中には、古い情報や誤った案内が含まれていることもあり、初心者にとって混乱の原因となることもあります。
信頼できるURLの見分け方としては、「https://」から始まり、ドメイン名が会社名と一致しているかどうかが基本です。
たとえばエックスサーバーであれば「https://www.xserver.ne.jp」、ConoHaなら「https://www.conoha.jp」が正規のサイトになります。
不安な場合は、以下のようなチェック表を使って確認しておくと安心です。
項目 | 確認ポイント |
---|---|
URLが「https://」か | 暗号化された通信である証拠。個人情報保護のためにも重要。 |
ドメイン名が公式と一致しているか | 会社名+「.jp」や「.com」が基本。 |
不自然なリダイレクトがないか | 複数ページを経由するリンクは要注意。 |
公式サイトからの申し込みであれば、サポート体制やキャンペーンの適用など、安心して進められるメリットも多くあります。
焦って申し込む前に、URLをよく確認する習慣をつけておきましょう。
② プランの違い(月額・容量)
レンタルサーバーには、基本的に複数の料金プランが用意されています。
プランによって月額料金・ディスク容量・転送量・同時アクセス数などが異なり、それぞれ適した用途があります。
以下のような構成で用意されていることが多いです。
プラン名 | 特徴 | 月額目安 |
---|---|---|
ライトプラン | 価格が安く、機能は最小限。お試しや小規模ブログ向き。 | 300〜600円程度 |
スタンダードプラン | 初心者〜中級者に人気。WordPressも快適に運用可能。 | 700〜1,200円程度 |
プレミアムプラン | アクセス数が多いサイト向け。ビジネスやECにも対応。 | 1,500円以上 |
WordPressを使ってブログ運営を考えているなら、スタンダード以上を選ぶのが安心です。
ライトプランは価格が安い反面、同時アクセス数の制限が厳しく、表示速度が遅くなることがあります。
「とりあえず安いのでいいや」と選んで後悔する方も多いため、料金だけでなくスペックと安定性のバランスを見て選ぶのが大切です。
③ 独自ドメインの準備が必要かどうか
独自ドメインとは、たとえば「example.com」のように、自分専用に取得するURLのことです。
これを使うことで、より自由にサイト運営ができたり、ブランド感を出したりすることが可能になります。
多くのレンタルサーバーは「ドメイン持ち込み」や「サーバー契約時の同時取得」に対応しています。
たとえば、ConoHa WINGやエックスサーバーでは、契約時に一緒にドメインを取得できるうえに、1つまで永久無料で利用できる特典もあります。
サービス名 | ドメイン取得と連携 | 無料ドメインの有無 |
---|---|---|
エックスサーバー | 契約と同時に取得可能。自動設定。 | あり(1つ永久無料) |
ConoHa WING | 同時取得が可能。サーバーと一体化で管理が簡単。 | あり(条件付きで無料) |
ロリポップ | 外部で取得したドメインを手動で連携 | キャンペーン時のみ無料 |
すでに他社でドメインを取得している場合は、ネームサーバー(DNS)の設定が必要になります。
初めての方で不安な方は、「ドメインとサーバーを一括で契約できるサービス」を選ぶと手間が省けておすすめです。
実際の契約ステップを詳しく解説
ここからは、レンタルサーバーの契約方法を3つのステップに分けて解説します。
どのサービスでも基本の流れは共通しているので、順番に読み進めれば迷わず申し込みできます。
ステップ① サーバーの申し込み画面を開く
まずは、使用したいレンタルサーバーの公式サイトにアクセスしましょう。
トップページの上部や中央に「お申し込み」や「新規登録」といったボタンが表示されていることが多いです。
このボタンをクリックすることで、アカウント作成や契約手続きのページに進みます。
次の画面では「初めての方」や「新規ユーザー登録」などを選び、メールアドレスとパスワードの入力フォームが表示されます。
ここで登録したメールアドレスには今後、重要な通知や契約更新の案内が届くため、必ず受信可能なメールアドレスを入力してください。
画面に表示されること | 入力内容 | 注意点 |
---|---|---|
メールアドレス | ログイン用アカウント通知用 | 必ず受信できるものを入力 |
パスワード | 管理画面ログインに使用 | 英数字+記号含めて強度高め |
利用規約への同意 | チェックを入れて進む | 内容を読んで確認しておく |
入力が完了したら、「次へ」や「確認」ボタンをクリックします。
この時点でまだ料金は発生しないので、安心して手続きに進んでください。
ステップ② プランと契約期間を選ぶ
次に、希望する料金プランと契約期間を選択します。
各サーバーは用途に応じた複数のプランを用意しており、基本的には以下の3種類が多く見られます。
プラン名 | 用途 | 月額料金(目安) |
---|---|---|
ライト | とりあえず始めたい方向け。小規模ブログ。 | 300〜600円 |
スタンダード | 個人ブログ・副業用。初心者に一番人気。 | 700〜1,200円 |
プレミアム | ビジネスサイト・高トラフィック対応。 | 1,500円以上 |
迷った場合は、スタンダードプランを選んでおけば間違いありません。
多くのWordPressテーマが快適に動作し、アクセスが増えても安定して表示されるバランスの良い構成になっています。
次に、契約期間を選びます。
一般的には「3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月」のように複数の期間があり、期間が長いほど月額料金が割引される傾向があります。
契約期間 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
3ヶ月 | お試しには最適。割引はほぼなし。 | △ |
6〜12ヶ月 | バランスの良い選択。割引もあり。 | ◎ |
24〜36ヶ月 | 最大割引あり。長期利用向け。 | ○(経験者向け) |
初めての方には、6ヶ月または12ヶ月契約がおすすめです。
短すぎると設定が整う前に更新が来ることもあるため、ある程度まとまった期間で契約した方が安心です。
ステップ③ アカウント情報を入力する
ここでは、契約者の氏名や住所などの個人情報を入力します。
法人でなければ、基本的には個人の情報で問題ありません。
入力ミスがあると後のサポートが受けられなくなる可能性もあるので、正確に入力してください。
続いて支払い方法を選択します。
主な支払い方法は以下の通りです。
支払い方法 | 特徴 | 反映時間 |
---|---|---|
クレジットカード | 即時反映。更新忘れ防止にも便利。 | 即時 |
コンビニ払い | 現金で支払えるが、反映までに時間がかかる。 | 最大24時間 |
銀行振込 | 手数料あり。事務処理に数日かかる場合も。 | 1〜3営業日 |
特に急ぎたい場合や初心者にはクレジットカード決済が最適です。
決済後すぐにサーバー設定画面へと移行できるため、WordPressのインストールなど次の作業もスムーズに進められます。
すべての情報を入力・確認したら、「申し込む」ボタンを押して契約完了です。
このタイミングで、ログイン情報や契約内容の確認メールが届くので、必ず保存しておきましょう。
初心者がつまずきやすいポイントとその回避法
レンタルサーバーの契約では、初めての方が意外なところでつまずいてしまうことがあります。
このセクションでは、よくあるミスとその回避法をわかりやすく紹介します。
あらかじめ知っておけば、落ち着いて進めることができます。
支払い方法で迷う:クレカ or コンビニ払い?
申し込み手続きの中で、最も悩む人が多いのが「どの支払い方法を選ぶべきか」です。
特に、クレジットカードを持っていない人や使いたくない人にとっては、代替手段を検討する必要があります。
多くのレンタルサーバーでは、以下のような支払い方法に対応しています。
支払い方法 | 特徴 | 初心者へのおすすめ度 |
---|---|---|
クレジットカード | 即時決済、契約完了がすぐ反映。更新忘れの心配が少ない。 | ★★★★★ |
コンビニ払い | 現金で支払えるが、反映までに時間がかかる。 | ★★☆☆☆ |
銀行振込 | 手続きがやや面倒。処理に数日かかることも。 | ★☆☆☆☆ |
クレジットカードを利用すると、支払いが即時に反映されるため、そのままWordPressインストールなどの作業にスムーズに進めます。
一方、コンビニ払いや銀行振込を選んだ場合、支払い確認までに時間がかかり、操作のテンポが止まってしまうのがデメリットです。
また、支払い反映が遅れると、契約が完了していない状態となり、ドメインの設定やSSL化などが先に進まないというケースもあります。
可能な限り、即反映のクレジットカード払いを選ぶのがスムーズでおすすめです。
無料ドメインの罠:期限や更新条件に注意
「サーバー契約で独自ドメイン無料!」という文言を見て、お得だと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、この「無料ドメイン」には条件や制限がついていることが多く、知らずに契約するとあとから料金が発生することもあります。
以下は、サーバー会社によくある「無料ドメイン特典」の条件を比較した表です。
サービス名 | 無料条件 | 注意点 |
---|---|---|
エックスサーバー | 12ヶ月以上の契約で1つ無料 | 途中解約すると失効・有料になる |
ConoHa WING | WINGパック契約中はずっと無料 | 契約終了後は自動で有料更新 |
ロリポップ | キャンペーン時のみ無料 | 期間終了後の費用に注意 |
「ずっと無料」だと思っていたら、実は1年後に年1,000〜3,000円の更新費用がかかっていた。
というトラブルは少なくありません。
無料で使える期間や、どのプランが条件になっているかなど、申し込み画面の小さな文字も必ず確認しましょう。
また、将来的にドメインを他社に移管したいと思った時、無料取得したドメインは移管制限がかかっていることもあります。
自由に運用したい方や将来性を重視する場合は、「自分でドメインを取得しておく」方法も選択肢の一つです。
ログイン情報を忘れがち:メモの習慣を
最後につまずきやすいのが、「契約時に作成したログイン情報を忘れてしまう」という問題です。
契約完了時に設定するメールアドレス・ID・パスワードは、サーバー管理画面やWordPressのインストールなど、今後の操作ですべて必要になります。
しかし、よくあるのが「登録したメールがどれだったか分からない」「パスワードを記憶させずにブラウザを閉じた」といった事例です。
これにより、初期設定ができずに足止めされてしまう初心者も少なくありません。
そこでおすすめなのが、以下のような「ログイン情報管理シート」をあらかじめ用意しておくことです。
項目 | 記入例 | 備考 |
---|---|---|
契約メールアドレス | example@gmail.com | 通知やログイン時に使用 |
管理画面ログインID | yourname123 | サービスによって自動生成 |
パスワード | ●●●●●● | メモアプリや紙でも可 |
契約開始日 | 2025/07/20 | 更新日を把握するため |
このように、重要な情報はメモしておくことで、トラブル回避とストレス軽減に直結します。
また、ログイン情報はクラウド管理アプリ(例:1Password、Bitwardenなど)を活用するのもおすすめです。
「あとでメールから探せばいいや」と油断していると、ログイン情報の再設定に数日かかってしまうということもあります。
サーバー契約時は、ID・パスワード・契約情報をしっかり記録する習慣を持ちましょう。
契約に必要な項目一覧表
実際にレンタルサーバーを契約する際、事前に準備しておくとスムーズに進む情報をまとめました。
申し込み途中であたふたしないよう、次の項目を事前に確認しておきましょう。
必要項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
メールアドレス | 有効な受信可能なもの | ログイン情報やお知らせが届く |
ユーザー名 | ログイン時に使用 | サービスによって英数字制限あり |
パスワード | 英数字8文字以上推奨 | 安全性の高いものを設定 |
支払い方法 | クレカ、コンビニ、PayPalなど | 反映速度の違いに注意 |
ドメイン名 | 好きな文字列+.comなど | 早い者勝ち、後で変更不可 |
特にメールアドレスとパスワードは、後々のパスワード再発行などでも必要になるため、誤入力がないよう慎重に入力しましょう。
また、ドメイン名は変更できないため、誤字脱字のないようにしっかり確認してから申し込みボタンを押すことが重要です。
契約後にやるべき初期設定
契約が完了したら、いよいよサーバーの管理画面にログインできるようになります。
ここからが本番。WordPressのインストールやSSLの設定など、初期設定をしっかり行うことで、安心・安全なブログ運営がスタートします。
以下は、契約直後にやっておくべき初期設定リストです。
- 独自ドメインの設定(サーバーと紐づけ)
- SSL(https)の有効化
- WordPressのインストール(自動インストールが便利)
- WordPress初期設定(テーマ選択、パーマリンク設定)
- サーバー側のセキュリティ機能確認(WAFなど)
中でも、SSL化はGoogleの評価にも関わる重要な要素です。
サーバー管理画面でボタンを押すだけで完了することも多いので、忘れずに実施しましょう。
また、WordPressインストール後は初期設定を済ませてから記事作成に入ることで、後から設定を変える手間も省けます。
慣れるまではひとつずつゆっくり進めて問題ありません。
まとめ|「安い」ではなく「安心」で選ぼう
初めてのレンタルサーバー選びは、「料金が安い」「有名だから安心」といった表面的な情報に流されがちです。
しかし、長く安心して使い続けるためには、サポートの充実度や操作のしやすさ、将来的な拡張性なども含めて選ぶことが大切です。
この記事で紹介したように、選ぶ際のポイントや初心者がつまずきやすいポイントを知っておくだけでも、スムーズな契約とブログ運営が実現します。
迷った場合は、「今の自分がやりたいことに合っているか」を軸に比較してみてください。
最初に少し手間をかけて選んだサーバーが、後々の大きな安心と成果に繋がります。
あなたのブログライフがうまくいくよう、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。