はじめに
スマホを見てばかりで寝る時間が遅い…
朝全然起きてくれなくて…
小学生低学年のお子さんの保護者からでも、よく聞くお話です。

寝不足による体調不良で、保健室によく来る…
保健室の先生から、そんなお話を聞くことも多いです。
睡眠はすべての年代を通して、健康にも発達にもとても大事なものです。
今回は、小学生の睡眠と健康や学力向上のヒントについてお伝えします!
小学生の睡眠事情にお悩みの方は、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの睡眠については、こちらをお読みください↓
こどもの睡眠:赤ちゃんが寝ない理由と月齢別対策
幼児さんの睡眠については、こちらをお読みください↓
こどもの睡眠:幼児の健やかな成長を支える睡眠習慣のポイント

小学生に適した睡眠時間の目安
厚生労働省が策定した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によると、小学生のこどもに必要な睡眠時間は「9~12時間」とされています。
この時間は、こどもの心身の発達や学習効率を最大限に引き出すために必要とのことです。
しかしながら、現代の多忙な社会生活環境では、多くのこどもが睡眠不足の状態になっています。
21時までに寝て…
7時に起床!
にしたいけど。
お風呂、夕飯、翌日の準備。そんな早くに寝かせられない…
習いごとから帰宅した時点で21時過ぎ…

そんな声がたくさん聞こえてきます
睡眠が子どもに与える影響
こころと身体の健康への影響
十分な睡眠は、記憶力や集中力、体の免疫機能を高めるといわれています。
一方で、いつも睡眠不足な状態は、肥満やさまざまな病気の発症、学力低下のリスクを高めることが分かっています。
(参考:E-Halth Net)

元気でしあわせな生活には、睡眠は不可欠なんですね
学習能力への影響
睡眠不足のこどもは、授業中に集中力が続かないことが多く、学習にも大きな影響を及ぼします。
脳の発達期にある小学生にとって、睡眠は新しい知識を定着させるための重要な時間なのです。

寝ている間に記憶が整理されるともいわれます

質のいい睡眠を促す環境づくり

睡眠では、時間も大事ですが、質も重要です
快適な寝具の選び方
こどもの年齢や体格に合った硬さのマットレスや枕を選ぶとよいでしょう。
また、季節に合わせた布団やシーツも重要です!

暑すぎても寒すぎてもいい眠りにならないですね
寝室環境を整える
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整理整頓された部屋
あまりに片付けができていないと、あちらこちらが気になってしまいます。

整理されていると、気持ちも落ち着きますね
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光の調整
夜は暗く、朝は日光を取り入れることで、体内リズムが整います。
午前中に日光を浴びることで、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されるといわれます。
テレビやスマホの光は、刺激が強いので、寝る1時間前には終えましょう!

家族の生活時間も工夫できるといいですね
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騒音を抑えること
当然ですが、うるさいと寝付きにくくなります。

家族の生活時間をいかに工夫するかが鍵になります
規則正しい睡眠習慣のためのヒント
寝る前のルーティン
毎晩、決まったルーティンを持つことで、こどもがスムーズに入眠できるようになります。
例えば、歯磨き→10分布団に入りながらパパorママとお話→就寝といった流れがあります。

落ち着く音楽を聴くのもいいかも
電子機器の制限
ブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑えてしまいます。
夜はスマホやゲームなどの電子機器の使用を控えることが推奨されます!

おとなのスマホ時間も他の時間にできるといいですね
規則的な起床・就寝時間
週末も含めて、概ね一定の時間に起床し、就寝することで、体内時計が整います。
平日と休日の睡眠時間の差を2時間以内に抑えることが大事といわれます。

お休みの日でも、お昼までは寝ないように
ちょっとゆっくり、くらいで起きるといいですね
まとめ
小学生の睡眠は、健康や学力に直結する重要な要素です。
適切な睡眠時間の確保、快適な環境づくり、そして規則的な生活リズムが、こどもの健やかな成長を支えます。
こどもが質のよい睡眠を取れるよう、日常生活を工夫してみるといいですね。
